DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2002.09.12

9月12日(木)結論がどんどん出る日と、なにも結論が出ない日があるようだ。しかもそれは自分のその日の性格とコンディションが影響している場合もある。

 今日は、結論を出さなければならない、一歩手前の案件が団子のように並んだ一日だった。心さえ一度そう決めてしまえば楽になるのに・・・・・・・。睡眠不足と作詞活動を始めたせいか、右脳が頭全体を支配してしまいボーットした状態で何の判断も出来ずに一日がすぎてしまった。



 結論を長引かせるのは慎重派にとって、一見堅牢な保留、一旦気楽で安心な状況を作ることになるのだが、実はこの習慣や性格の欠点は、時間をロスするだけでなく、いつの間にか結論を出すべき対象のペースで物事を判断しているケースが多くなりがちである。こうなると、本来正解だった結論が微妙に違ってきたり、正しいはずの結論もタイミングが合わなくなったりしてくる。やはり物によっては思い切った早目のジャッジが幸運を呼んだり、チャンスを手に出来たり、当方のペースで物事が進み、かえって対象にも良い結果になったり、思わぬ幸福を招くこともある。

ここで素早い判断をする際必要不可欠になってくるのが“読み”である。“つぎのつぎの一手”をイメージする事である。物事を進める上で大切なのは、対象(仕事であろうが、人物であろうが)との反応をキャッチボールの玉の様に的確に想像すること。さらに体調と環境がそんなに悪くなければ勇気を持って勝負に出ることである。後は、運次第。スピードが守りを固め、たとえリスクを犯しても意外と博打にはならない。絶えず、主導権を対象に渡さないようにするには、自分の“読み”を信じて物事を進めることが重要である。



「夕焼け小学校の校訓」が400に届こうとしている。父の原稿がそろそろ書籍にしてもいいくらいの分量になってきた。ピンピン工房の伊藤女史に出版プロデューサーになって頂き、年内にまとまればと思っている。

 友人の中谷彰浩君は、毎週のように書籍を刊行し、まるで1人出版社状態のよう、本人も発行点数のギネスを狙っていると以前言っていた。リクルート時代の親友藤原和博君は、最近「リクルートの奇跡」というビジネス書を発行し彼らしいシャープな切り口がマスコミの話題になっている。

 名古屋時代の安藤君と久々に新しいCDの制作体制に入った。そろそろ僕も貯めていたものをまとめる時期になってきた。



 ますます、優先順位が判断の基準になっている。