DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.03.25

第17号 藤原和博さんと神蔵孝之さん

 藤原和博さん、神蔵孝之さんと久しぶりに食事をした。思えば、ベルリンの壁が崩壊したのを確認する旅行やら、カイロのピラミッドで日本の凧とらくだを交換する企画やら、スペインとポルトガルの国境近くの町で牛の祭りに参加する企画やらで、3人はいつも一緒だった。
 
 今日も、藤原さんの「ご苦労さん会」で何気なく、ふらりと晩御飯を食べる話になった。20代からもう30年もの付き合いになるが、3人の性格は全く違うし、趣味も異なるし、ライフスタイルも今や全く違う色合いとなっている。もし、共通点があるとするならば、人生を歩くテンポなのかもしれないと思うことがある。

 藤原さんは、今や日本の教育界の代表的な変革者であり、リーダーでもあるし、神蔵君は、事業の成功者として次の人生を模索しているし、僕は、まるでもうじき満開になる桜のように、年数回の”人を集める仕事”を楽しんでいる。
 この夜も、ほんの数分の話でこの秋に北朝鮮に行くことが決まった。

 「人生最後の一秒まで、楽しみたいと思うことを青春という」




2008.03.21

第16号 日本ヒューレット・パッカード株式会社の小出 伸一代表と築地で会議

 日本ヒューレット・パッカード鰍フ小出代表に、築地の聖路加病院の前にある寿司屋でいろいろお話をして頂いた。

 カウンターは、まさに元IBMのOBたちがずらりと並んで、リクルートの同輩の富村さん、今回のセッティングをしてくれた齋藤さん・・・・それぞれに寿司をつまみながら会議らしき会話を交わしている風景。

 小出代表との話は、日本にある外資系企業のマネージメント論から、人材育成、そして宣伝広報まで多岐にわたった。

 「鷲は舞い降りた」という映画があったが、7,000人もの従業員が奮闘する日本ヒューレット・パッカードの代表取締役社長として一人で舞い降りて数週間。まさに男の勝負を感じさせる”熱い静脈”が沸々と湧き出ている。
 
 物腰が柔らかくて、しかしながら忍耐力すら感じる押しの強さをもつ小出社長は、まるで上質の栄養ドリンクのように人々の心の中に入っていく能力の持ち主。
 
「デジタル・ネットワークの将来は、感触の領域まで手が届くようになるでしょう」
 つまり・・・・・、人間が心を動かした瞬間に必要なデータが自動的に現れる。・・・・・・そんな夢をまるで明日実現するかのように、楽しそうに語る。

 一昨年の12月に、小出代表が日本テレコムにいらしたときに、サックス奏者、ケニー・Gのコンサートをプロデュースした。このコンサートは、常日頃お世話になっているお客様を招待したコンサート企画であったが、東京国際フォーラムの控え室で、初めて小出社長と名刺を交換した夜のことを思い出していた。
 「悩ある鷹はゆっくりと空を舞い、すばやくピンポイントでターゲットに舞い降りる。」

 あの夜も、眼鏡の向こうに、奥深く佇む”そんな小出さんの殺気”を僕は感じていた。
 万感応援!!!






2008.03.14

第15号 「美楽」4月号発売間近!!

 「美楽」4月号発売が、あと5日で市場に出される。今回は、JCBカードの手塚治虫先生のキャンペーン広告や、新しいスポンサーの花の広告(潟<泣Vーフラワー 大間社長)、天然炭酸水の広告(潟nーベスト 前田社長)など、「美楽」にぴったり合った広告がお目見えする。

 さらに、常日頃お世話になっている越智先生推薦の健康マット、バイオラバー(山本化学工業梶jや、越智先生をサポートしている潟<fィカルガイド(大畑社長)の広告など、「日本の”ココロ”と”カラダ”を考える」雑誌コンセプトにぴったりとしたページ構成となった。
 
 因みに、春がそこまで来ている。
 そんな季節に合わせて、表紙は、緑のアスパラガスにした。




2008.03.14

第14号 沖縄の照屋林賢さんと月刊『美楽』の写真ページの打ち合わせ

 林賢さんの株式会社アジマァの役員をやっていることもあって、1993年から15年近くここ「北谷」を訪れている。
 当時まだ、中学生だった女性二人組みの「ティンクティンク」もすっかり女性らしく成長し、アジマァのスタジオもレストランもライブハウスも荒内のコンクリートの壁こそ、変わらないものの中身は随分変貌した。

 全く変わらないのは、照屋林賢さんと私の会話である。

 僕たちは、会うたびごとに音楽の話をし、事業の話をし、日本の話をし、世界を話題にする。
 今回驚いたのは、林賢さんがなんとスタジオ用の100万円のカメラを購入したこと。昔から新しいパソコンや、新しい携帯電話、新しい楽器、要するに新しい機械に対して恐れをもたないのだ。
 
 この新しいカメラで撮った写真が、また美しく月刊「美楽」のセンターページを飾るだろう。