DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2014.02.21

月刊『Peaching』2014年3月号

 2014年3月号の『Peaching』の表紙は、Peachの冒険心と革新性と、何より乗って頂くお客様の安堵感を表現できるように、こんな感じ。
 本来、企業の広報誌はなるべく手前味噌にならないように一般誌の顔を装うのが普通である。しかし、井上社長と話をしていると、とにかくすべてをオープンにし、元気なスタッフをどんどん表に送り出したいという広報マインドがある。

 因に『Peaching』は、やや女性よりの編集方針をとっており、来月、発行する『Peach-jin』は、ビジネスマンを中心とした男性向きに編集をしている。




2014.02.20

月刊「美楽」2014年3月号

 さだまさしさんは、霧の中で満開の咲いた桜のような人だ。
 見えているようで、その美しい姿は、見えにくい。詩人というよりは、あらゆるものから感じ取った心の中を映像化して詩にしたり、文学にしたり、映画にしたり、言葉に変えたりする。
 儚く、散りそうな、消えていきそうな、命の瞬間を一瞬にして捉える写真機のようでもある。
 
 出逢えて良かったと思う。私の人生の崇高な樹液のようである。





2014.02.10

麻布十番の塩屋

 ハワイ産の塩を日本中で普及する仕事を依頼されている。
 人類はかつて塩で戦争をし、塩で国家を反映させ、塩で健康を維持し、塩で病に倒れ、塩で悪魔を祓い、塩で厄をつくり、塩で料理を作った。塩の役割は、無制限である。

 日本は海に囲まれた島である。それだけに、塩に不自由することはなかったが、科学方式で塩は作れるようになってから、どうも天然自然の塩とは縁遠くなってきている。モンゴルの塩から、ペルーの塩まで、塩は世界中に数千種類あると言われている。塩の役割も数千種類あるように思う。




2014.02.03

東京都知事選

 東京都知事選挙が突然行われている。任期の途中で、しかも、金銭トラブルで知事を降りるという、根本的な事件の拝命や究明されていない状態の中での選挙である。
 いずれの候補者も準備不足で、スローガンもマニフェストも熟していないみかんのよう。

 常々思うのだが、立候補者ご本人が数字に弱いのか、それとも有権者をばかにしているのか、とにかく数字やデータが全くない。東京都の税収、東京都の予算、それらが項目別にどう使われているのか、都庁の職員15万人がどう動いているのか・・・いずれにしても、具体的な数値目標がないと意味がない。
 選挙戦の途中で、厳寒の東京に大雪が降った。ここぞとばかりに、冷たい風の中で、頑張る姿勢を見せている各候補者は、東京都民の本当の願いが理解出来ていないように思う。投票率を低くしているのは、浮世離れした都民でもあるが、候補者の曖昧な主張でもある。