DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2015.06.30

月刊「美楽」2015-7月号

山本五十六(新潟県長岡市)
 
 アベノミクスがまるでカンフル剤のように日本経済に刺激を与えている。しかし、本質的には、あるいは近未来的には、日本経済が立ち直る余地はない。国を株式会社と見立てたときに、膨大な借入れ残高と労働力の低下とさらには、従業員の医療や年金など、呆然とするほど倒産寸前なのである。さらに、議論を深めることもなく、我が国の平和憲法は、揺らぎ始めている。
 
 敗戦70年目を迎える。あのときも、エネルギーに苦しみ、国際戦略の大きな過ちがあった。アメリカとの戦争のように、誤解されているが、米国と中国の戦略に巻き込まれた結末の分かった戦争であった。

 銀座の裏の木挽町に、山本五十六先生と縁のある料亭がある。戦地から何枚か手紙が送られてきた。几帳面な文字で書かれたその手紙には、「やがて東京が焼け野原になる、疎開を急ぎなさい」と書いてある。人は、問題が重要で、複雑に絡めば絡むほど、どうも萎縮して動けなくなるようだ。
 今の日本は、先を見て課題を整理する能力が足りないように思う。





2015.06.24

Peaching7月号発刊しました。

6月22日にPeaching7月号が発刊されました!

Peach就航空港カウンターや都内のホテル等でお手に取ることが出来ます。

とうぞお手にとってご覧ください。





2015.06.05

照屋リンケンさん

 照屋リンケンさんのギターを聴いている。
 リンケンバンドを率いる沖縄の音楽は、この20年で日本の音楽シーンの中に定着した。普段は、照屋家の伝統を引き継ぎ、三線を披露しているのだが、ギターの腕もなかなかのもので、つま弾く音の端々に、やはり沖縄の音階が心地よく流れている。
 ギターの音に合わせてハミングすると、私の体にも南風が流れてくる。

 20年振りになるだろうか。二人して、ギターを合奏している。
 やはり現役の強みだろうか。リンケンさんのつま弾く音の方が生きている。