DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2000.08.15

Gは夏期休暇につき、静か。東京も、日比谷通りも、第一京浜も車が普段の20%。

Gは夏期休暇につき、静か。東京も、日比谷通りも、第一京浜も車が普段の20%。

 妊婦を見ると、気が重たくなるのはいつの頃からだろう。東京プリンスの玄関に向かう広い駐車場の出口から30歳半ばの夫婦が見える。白いYシャツに汗をかいた旦那らしき人がしきりに荷持をもってホテルのなかに入っていった。そう言えば、ずうっと昔からこの妊婦の丸い腹には、期待感と不安感が交錯して何か戸惑いつつ
嫌悪感をもっていたような気がする。この年になって、未だに、女と暮らし、家庭を持ち、子供を育てるのは納得がいかない。一人前の男になっていないのかもしれない。それとも"DNAは記憶するか?"じゃないが、鹿児島の男の我が侭のか?

 気がつくと、昼間の暑さをたっぷりと含んだ夏の夜空に月が懸かっている。その下に、中途半端に刷毛で触ったような雲が白く浮かんでいる。そう言えば、20歳の頃から、女性に対して同じような恐怖感で接しているような気がする。このまま子供のままで、"この未知なる生物"を探しつづけるのだろうか?そしてこれも"一つの旅"なのだろうか?



2000.08.12

恒例の、東京湾花火大会。去年同様、今年も、集客が大変だった。PRをするのが遅すぎるのと、定価が3万円、ちょっと高すぎるんだろう。

恒例の、東京湾花火大会。去年同様、今年も、集客が大変だった。PRをするのが遅すぎるのと、定価が3万円、ちょっと高すぎるんだろう。

今年は、ETIの木村君組、デジタルの小山田君、IRIの宮川君、そしてGのスタッフ。清水ジェイさん。他37名。一応、今世紀最後の"花火"なのだ。三河屋さんの、波止場をpm5時に出港。隣の住吉の福田さんの屋台には、福田会長やら、石井館長やら、小林正幸さんやらがごっそり。



2000.08.03

先月の暮れに来襲した台風は期待も空しく九州の福岡から

先月の暮れに来襲した台風は期待も空しく九州の福岡から

韓国方面に雲散霧消し、今年の東京は暑い。ひどく暑い。生まれてから一番暑い夏ではないかしら。

芝のレストランからガラス越しに見るプールにいつもの風景。銀座の水のにおいのする女性達が白い肌を曝している。レストランではさすがにこの暑さでゴルフコースを辞退したのかゴムのマットで練習を済ませたゴルファーが汗をポロシャツに沁み込ませて昼食中。最近、夜は、東京プリンス、駐車場はホテル前、サウナは芝ゴルフ。西武グループの施設で一日中過ごしている。

 父の「それぞれの物差し」の第2巻が納品。200万円の作品。今回も画家の山形先生にお世話になって表紙を使わせてもらった。腰巻きは藤原君に書いてもらった。こんな感じで、人のために仕事をするとリラックスしていい仕事が出来る。自分のCDを作るより気が楽なせいか、ストレスも溜まらない。450冊を鹿児島に送り、250冊を書店に、そして残りをはしたないが友人、および関係者に僕のPRも含めて送る事にする。