DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2014.07.22

月刊「美楽」2014-8月号

 小澤征爾
 
 今月、スイス・ジェネーブで小澤征爾先生の3年ぶりの海外公演が行われた。
 78歳になる先生は、若手音楽家の育成を目的に「小澤征爾音楽塾」を開催し、年に一度お披露目コンサートをしている。カラヤンや、バーンスタインや、それこそ世界の名立たる指揮者と共に、先生のタクトを楽しみにしている人が世界中に何億人いるだろうか。

 一昔前、「サイトウ・キネン・フェスティバル」をお手伝いさせてもらったが、一番印象的だったのはどの演奏家よりも音楽を楽しんでいる先生であった。
「どう動く」。
 動くということは、心の形を表す一番のエネルギー。





2014.07.17

ルネを食べよう!

 ルネのおにぎりやパンを、サークルKサンクスの北海道・東北エリアで発売することになった。
 考えてみれば、あの天才プロレスラー・橋本真也さんのカツ丼弁当から始まって、水戸黄門や、高橋尚子さんなどの所謂、キャラクター弁当はのべ5000万人の方くらいに食べて頂いたであろうか。

 ルネというキャラクターは、戦後の日本を代表するイラストレーター内藤ルネ氏の手によるものである。黒柳徹子さんや藤原紀香さんのファッションのイメージ作りは、このルネが原点になっていると言われている。
 時代は繰り返されるというが、そういえば街角を歩く女性の中にも、ルネ風のヘアスタイルやファッションの人が増えているように感じる。それは、懐かしき日本への憧れではなく、新しいファッションとして、取り入れているところが少し残念ではあるが。





2014.07.15

金粉ののった梅

 梅干しほど知名度の高い食品はない。
 しかも、薬効もあるし、よくよくそれを見つめると美しい。

 友人から紹介されたぷらむ工房の『ダイヤモンド梅』を頂いた。
 今まで食べたどんな梅干しとも違い、果実を連想させる甘味と、口の中で溶解する瞬間の贅沢な味わいは上等な生クリームのようにも思える。

 月刊「美楽」で日本を象徴するような食べ物を紹介していこうと、この秋から別冊とサイトを制作しようと思っている。