DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2014.01.27

第4号 徳川将軍家霊廟

 徳川将軍家霊廟が増上寺で拝観できる。
 いわゆる、徳川幕府は、泰平260年と言われているが、その間、15人のトップで維持された。高齢社会を迎えた我が国であるが、僅か8歳でなくなった7代目将軍家継を筆頭に、40歳から50歳で生涯をとじている。
 今でいう働き盛りで、この世を終えているわけであるが、その中でも、現在であっても長寿の将軍が二人いる。ご存知の通り、1代目の徳川家康・75歳と徳川幕府の最後を担った15代目の慶喜・77歳である。
 世襲制を重んじてきた徳川幕府の1代目と15代目が奇跡的に長寿なのは、どこか不思議な気がしてならない。

 都知事選が行われているが、月刊「美楽」がお世話になっている候補の細川護煕氏の76歳。徳川家康と同級生であるが、まだまだ頼もしい存在である。





2014.01.14

第3号 愛車主義2014

 月刊「美楽」で、連載して頂いているカーコンビニ倶楽部代表の林さんの原稿を束ねて、別冊化し、『愛車主義2014』を制作した。
 林さんはこの中で、車社会と人間社会に対しての様々な課題を探し、色々な角度からその解決策を提案している。考えてみれば、まるで水道の水のように、空気のように、いつの間にか車は人間の生活の中に入り込み、時には有効に、また交通事故のように人間にとって負荷になるときもある。
 よく言われるように、人間の作り出すものはいつもプラスになるとは限らない。その周辺に携わる人の道徳観と知性によって、あるいは愛情によって、すべての道具はその価値を発揮するのである。
 この『愛車主義2014』にはそんな林イズムが描かれている。




2014.01.10

第2号 日刊ゲンダイ新春号

 日刊ゲンダイの新春号で、Peach航空の取材をしてもらった。
 縁とは面白いもので、取材班をまとめてくれるライターは、なんと美楽でお世話になっている和田さん。
 「安」「早」「理」で圧倒的に、他のLCC各社を引き離して、人気一番のピーチであるが、取材内容も一泊二日で、安くて、正確で、合理的な台湾ツアーである。
 井上社長は、この飛行機のことを空のバスと自らおっしゃっているが、まさに目的を定めた観光ツアーにはピーチはうってつけである。
 ゴルフ、釣り、美術館、博物館、マッサージ、エステなどは、目的が絞り込まれているだけに、バスに乗る気分でピーチ航空を利用する人が多い。中には、故郷に病身の父親を3年振りにお見舞いに行った大学生もいると聞いている。つまり、高齢社会の日本で、東京や大阪という言って見れば仕事場から故郷に帰る介護という側面も大きく持っている。
 
 ピーチが1月18日にいよいよ高雄に飛ぶ。
 驚かないでください。片道料金は、118円である。




2014.01.03

第1号 芝大神宮へ新年の挨拶

 芝大門の信号は第一京浜が走っているので、この参道は第一京浜から数十メートル直結していることになる。通常の神社は、神様を休めるために鬱蒼とした濃い緑に囲まれているのだが、芝大神宮は居酒屋や焼き肉屋、そば屋などの飲食店に囲まれているため、よほどセルフコントロールのきいた神様がやどっている。
 そういえば、参道は神様が歩く道でもあるのだが、よって必ず玉砂利が敷かれている。石畳から100段近い階段を昇り、拝殿を拝む事になる。水舎利で手を清めようと思ったら、正月で沢山の人がいるため、そのまま拝殿に向かい、賽銭箱の前で目を閉じた。
 
 今年もたくさんの日本人が神社を訪れますように。
 たくさんの日本人が、自分一人で生きられないことを悟りますように。