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2011.01.08
第1号 いつもの週末、正月気分はさておいて。
いつもの週末。
正月気分はさておいて、一応一年の計は元旦に在った筈。
「一年の計」とは、多分、この一年に起る全ての事象は元旦の
心のあり方、気分の引き締め方にあるということだろうか?
僕の場合は、やはりこの場合の「計」とは時間の過ごし方では・・、と思う。
朝靄のかかるアクアラインを今週も、ゴルフ場に向って、走っている。
房総の山並みの向こうから、午前6時42分の朝日が、うっすらと顔を出し始めた。少し眠気が覚めてきた。
一体、昨年は何ラウンド、プレーしただろうか?・・・・意外と少ないかも・・・・45ラウンドくらいかな。
一ラウンドに掛かる時間は、約5時間、すると年間225時間もフェアーウェイに、居た事になる。なんと、日数に直すと46日も・・・一ヵ月半。
この数字を、もったいないと捉えるか、どうかはこの時間の人生に齎す、利点にもよる。
同様に、睡眠時間から、食事の時間、読書時間などなど、日日の数に換算すると、まさに一年の人生に費やした時間の配分が、明確になる。
今年は、少し芸術的に、生きようと、決心の朝である
2010.12.31
【第55号 大晦日の木更津にて】
大晦日の木更津に・・・今年は木更津が故郷だった。この近辺のゴルフ場の数は、ギネス・ブックらしく、アクアラインを抜けて木更津東のインターを下りた畑には、ゴルフ場の看板が、森のように立っている。
普段は、帰りのラッシュを避ける為に早朝スタートのゴルフが多い為
昼過ぎの午後には、このあたりを、ウロウロしながら、昼飯を食べることが多い。
行きつけの農協スーパーの、入り口に、たくさんの地元の主婦を集める湧き水がある。千葉はピーナッツや味噌、野菜の生産に負けず劣らず”名水”の宝庫でもアルのだ。
新年の飾り付けを終えた給水場で、コップ一杯の水をがぶりと飲んだ。
まだまだ、純粋な房総の木の香りがしている。
報道によると、森を買い漁る中国人(スイスもアメリカもフランスも)の目的は、その森に含まれる豊かな水源との事。1920年代に出来た法律で外国人はいとも簡単に、日本の土地を購入できる。
友人のVSNの加藤君がいいアイデアを話している。
「売る時に、税金を、倍にしたら、いいんですよ」
2010.12.28
第54号 さだまさし ソロプレミアム in 国技館
さだまさし ソロプレミアム in 国技館に顔を出した。
今年で2回目。出来れば、ずっとずっとやって欲しいイベントである。
さださんは、年間100回以上も、コンサートをこなす。沖縄から、北海道まで彼の”生ステージ”を楽しみにしている人は、きっと何百万人もいるだろう。隠れさだファンも、凄い数に上る。僕の友人の強い強い格闘家もその一人で、車に乗るとボリューム一杯で、さださんの歌を、熱唱している。それも30年間も。そして、よく泣かされている・・・。
さださんは、日本の歌謡界史上に残る歌手でも、あり詩人でもあるが、その創作能力やアイデアや、イマジネーションは、芸術の部類である。そしてもう一つはニホンジンの心を記してきた”語り部”なのではないか。
だからこそ、普段「相撲」が行われている国技館で、年末にさださんが、しかもたった一人で、土俵を飾るのは、意義がある。おそらく日本の国民行事なのである。
恥かしながら、月刊「美楽」の幟が、国技館にはためいている。この雑誌の、意味も、少しはあるのかな?と嬉しくなった夜でした。
2010.12.25
第53号 クリスマスにケーキより建国記念日にお握りを
クリスマスにケーキより建国記念日にお握りを食べましょう。
東京タワーの周辺が、車と人並みのの混雑で、賑わっている。ついに、パトカーが道案内や、道路の整理を始めた。おやおや、青森ナンバー、島根ナンバー、北九州からも・・・・。若い二人は、何かと材料を探しては、”盛り上がりたい”。材料を提供するのはテレビや雑誌だ。しかし決して、材料の意味や、材料が放つ社会悪は語らない。
さだまさしさんが、ニホンジンは生まれたときにお宮参り、進学進学でクリスチャン、大学の合格祈願は神社、やがて、結婚式は神前から教会へ。挙句の果ては葬式は、仏様。多神教と言うより、節操が無い。と笑っていた。
静かになった夜更けに、近所の神社を通りかかると、誰もいない神社は正月の準備に入っていた。鳥居の向こうに、ハートマークにデコレーションされた東京タワーが、光っていた。
このコントラストに、現在の日本の不気味さがある。力の出しどころさえ
見当たらないニホンジンが、夜な夜な享楽を求めて彷徨っている。
携帯電話に代表される人工の明るさの影で、”何もかもが見えなくなった”のは・・・・・この10年の事。
ここから10年は、日本の事を、考えよう!
2010.12.20
第52号 月刊「美楽」1月号(新年号)
『五線譜』
雪道を歩いていくと、がさがさ音を立てて、雪が肩に落ちてくる。見上げると、まるで五線譜にとまる音符のように、たくさんのすずめが電線に留っていた。
ピーヨ、ピーヨの鳴き声を聞いていると、さっき習ったばかりのメロディーのようにも聞こえる。
2010.12.10
第51号 季節が見えない公孫樹
八重洲ブックセンターに来年の手帳を買いに出かけた。時間の流れが縦に読める手帳が、増えている。大型の手帳と、小ぶりな手帳が、数年前と比べると、半々に陳列され、種類も豊富。電子手帳の普及が、騒がれているのに何故だろうか?個人の製作した手帳・・タレント本の延長かな?が増えている。人生時間の管理まで、人の真似をするニホンジンは、何処に行くのかな?3年手帳や5年手帳は、さっぱり売れないそうだ。来年も解からない時代に3年後は、不要だろう。
季節が見えない公孫樹が、落葉もせずに、かと言って、凛々と歩道に並んでいる。「季節の無い街を出て・・・・」泉谷しげるが、歌っていたが、違う。季節や、時間は、相対的なものではない。自分の心の中で、管理すべきものなのである。
体内時計、自分時間、手帳も、なるべく罫線の無いシンプルなものがいい。
2010.11.22
第50号 月刊「美楽」12月号
『ウルトラC』
さかな屋の健ちゃんは、かけっこが早い。八百屋のマー坊は、平泳ぎが得意。病院のあっちゃんは、算数が得意。そして僕は、色鉛筆で絵を描くのが大好き。
みんな、一人ひとりに自慢話があって、それぞれに嫌いなものがあって、僕たちは大人に負けない社会を持っていた。
刈り取りの終わった畑に、野焼きの煙が狼煙のように上がっている。夕飯前に、刈穂を吊るす組木にぶら下がって鉄棒が得意なだいちゃんがくるりと回った。
2010.11.08
第49号 女性自身タイアップ母さんのお節
女性自身の田辺編集長は、”童顔の切れ者”。オージーフーズ×週刊「女性自身」企画の御節弁当が、いよいよ佳境に入ってきた。
たまに顔を合わせては、田辺さんの、発想の”雑誌経験”に驚かされる。
この企画をプロデュースして以来・・・そう言えば、何処のレストランに行っても、御節のチラシが目に付く。
デパ地下は、もちろんTVの通販番組まで、今年は御節の企画が花盛り。東京プリンスの和食「清水」も、マロニエの「中華オセチ」も、20000円を超える高価格の贅沢品。庶民派向けにはジョナサンもローソンも、ゴルフ場まで「御節」の前売り販売中。
経済ジャーナリストは、いろいろ景気の指数を並べては、分析と悲観と、占いのような予測を、繰り返し語るが、日本はどんどん、不景気に向って”穴を掘っている”。
この悲惨な失業率、新卒の内定率56%?????80万人の大卒、短大卒、専門学校の若い労働者たちは、今月で30万人以上、来春からの職が
未定状態。
日本に正月が来るのは、少し時間が掛かるようだ。気分だけでも「御節弁当」で、正月を迎えようよ!
2010.10.20
第48号 月刊「美楽」11月号
『角』
見たいもの、聞きたいもの、嗅ぎたいもの、食べたいもの。そんな知りたいものがたくさんあるのが子どもたちである。
それらを一つ一つ体験することを“人生”というのではあるまいか。その意味で、私たちは生まれてから死ぬまで永遠の子どもであり、経験することを拒んではならない。
夕焼けを真正面から受けた鯖の干物が、あまりにも香ばしかったので、僕は母さんの目を盗んでつまみ食い。
2010.10.07
第47号 鹿児島錦江湾のうどん
薩摩の麺は、何でも来い!である。ラーメンは、店数が少ないだけで博多よりも絶対に美味いし、垂水の「十五郎そば」はその麺の太さ(3ミリ程度)と舌感に僕の虫歯さえおとなしくなる。軽く柚子の皮を振りかければ更科のつゆ汁など申し訳ないが”美味いうちに入らない”。
先祖の墓があまりに汚れていたので、墓石の中まで掃除していたら、「垂水十五郎そば」に立ち寄る時間が無くなっていた。飛行機の中からすっと楽しみにしていたのだが、残念。
しかし、桜島垂水から鹿児島に向かうフェリーの”船上ですする”うどんがある。錦江湾のうどんである。桜島をまじかに見ながら食べるうどんである。
普通、駅の構内や、空港で食べる麺類は、美味しいはずがない(羽田空港のちばきやは別格にうまいが・・・・)何故って、水がまずい場所で、美味しい料理は作れない。
しかしこの船のうどんを、デッキに持ち出して食べること10分は、別天地。決して、名物のさつま揚げも大きくない。卵も茹でてはあるが並。カマポコは、薄い。葱もパラパラ。しかしうまい。そうです・・・・・露(汁)が絶品なのである。薄味の醤油と、みりん、勝負の鰹節に、ほんの少しの錦江湾の若布、そこに日本を代表する名水垂水の水。
”歯の痛みも忘れて”僕は、丼の底まで、”舌で舐める”
*ちなみに、蕎麦の場合は、トッピングはオンリー葱だけが、よろしい
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