DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.08.13

第29号 鴨川カントリー名物1日三個限定肉巻きおにぎり

 鴨川カントリー名物1日三個限定肉巻きおにぎり。

この日の、鴨川は、34度湿度70%熱中症になっても、おかしくないコースコンディション。グリーンは、湯気立ち、太平洋から吹き上げる風は”暖めたコンニャク”が、首に纏わりつくようだ。

 とにかく、逃げ込むように14番ホールの山小屋に、飛び込むと、冷たいお絞りで後頭部を、冷やす。スコアーは3パットの連続で、既に4オーバー。

 「一日、ほんとに2個しか作らないんです。アウトで1個、インで2個」
こんな、おにぎりの販売は、日本中何処を探しても、絶対に無い。

 醤油とにんにくで、炊いた多古米の飯に、生姜で煮込んだビーフが絡み付いている。
 プレー中に、食事をして、スコアーが良かった試しは、一度も無い。しかし、、もう二度と、お目にかかれるかの保証も無い・・・・・・思わず、迷わず、一気に2個を、食する。

「もう、ゴルフなんか、・・・・・・・お茶ください」

火照った胃袋に、肉巻きおにぎりが、ガッチリ食い込んだ。

*一つ380円、吉野家の牛丼より高価。だが、滅多にない肉汁の味が、たまらない。