DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.03.25

第17号 藤原和博さんと神蔵孝之さん

 藤原和博さん、神蔵孝之さんと久しぶりに食事をした。思えば、ベルリンの壁が崩壊したのを確認する旅行やら、カイロのピラミッドで日本の凧とらくだを交換する企画やら、スペインとポルトガルの国境近くの町で牛の祭りに参加する企画やらで、3人はいつも一緒だった。
 
 今日も、藤原さんの「ご苦労さん会」で何気なく、ふらりと晩御飯を食べる話になった。20代からもう30年もの付き合いになるが、3人の性格は全く違うし、趣味も異なるし、ライフスタイルも今や全く違う色合いとなっている。もし、共通点があるとするならば、人生を歩くテンポなのかもしれないと思うことがある。

 藤原さんは、今や日本の教育界の代表的な変革者であり、リーダーでもあるし、神蔵君は、事業の成功者として次の人生を模索しているし、僕は、まるでもうじき満開になる桜のように、年数回の”人を集める仕事”を楽しんでいる。
 この夜も、ほんの数分の話でこの秋に北朝鮮に行くことが決まった。

 「人生最後の一秒まで、楽しみたいと思うことを青春という」