DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.03.21

第16号 日本ヒューレット・パッカード株式会社の小出 伸一代表と築地で会議

 日本ヒューレット・パッカード鰍フ小出代表に、築地の聖路加病院の前にある寿司屋でいろいろお話をして頂いた。

 カウンターは、まさに元IBMのOBたちがずらりと並んで、リクルートの同輩の富村さん、今回のセッティングをしてくれた齋藤さん・・・・それぞれに寿司をつまみながら会議らしき会話を交わしている風景。

 小出代表との話は、日本にある外資系企業のマネージメント論から、人材育成、そして宣伝広報まで多岐にわたった。

 「鷲は舞い降りた」という映画があったが、7,000人もの従業員が奮闘する日本ヒューレット・パッカードの代表取締役社長として一人で舞い降りて数週間。まさに男の勝負を感じさせる”熱い静脈”が沸々と湧き出ている。
 
 物腰が柔らかくて、しかしながら忍耐力すら感じる押しの強さをもつ小出社長は、まるで上質の栄養ドリンクのように人々の心の中に入っていく能力の持ち主。
 
「デジタル・ネットワークの将来は、感触の領域まで手が届くようになるでしょう」
 つまり・・・・・、人間が心を動かした瞬間に必要なデータが自動的に現れる。・・・・・・そんな夢をまるで明日実現するかのように、楽しそうに語る。

 一昨年の12月に、小出代表が日本テレコムにいらしたときに、サックス奏者、ケニー・Gのコンサートをプロデュースした。このコンサートは、常日頃お世話になっているお客様を招待したコンサート企画であったが、東京国際フォーラムの控え室で、初めて小出社長と名刺を交換した夜のことを思い出していた。
 「悩ある鷹はゆっくりと空を舞い、すばやくピンポイントでターゲットに舞い降りる。」

 あの夜も、眼鏡の向こうに、奥深く佇む”そんな小出さんの殺気”を僕は感じていた。
 万感応援!!!