DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2016.01.19

大相撲・初場所

 大相撲を観戦するには、砂かぶりと呼ばれる席を置いて他にない。懇意にさせていただいている弁護士の先生から、今場所も観戦チケットをいただいた。
 
 人間の神経には、自律神経があり、興奮し血流を早くし戦いを目指す交感神経と、癒しと安らぎとゆとりをもたらす副交感神経があり、30センチ先の力士の背中を見ていると、桃色になったり、青白くなったりとこの2つの神経が交互に繰り返す。
 毛細血管が充血して、交感神経が高まったところで、土俵に上がる。何回か塩をまいて、副交感神経が働き始めたあたりで技術と精神が充実し、さらに相手の隙も見えてくる。
 人生もこの二つの神経に大きく影響されているように思えるのだ。