DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2015.08.07

40℃

 40℃。気象庁の友人のA氏に電話をしたら、どうもしばらく東京はこんな天候で四季を繰り返すようだと。しばらくというのは、なんと100年。
 つまり、地球温暖化による海水温度の上昇で、雲の流れがすっかり変わってしまっただけでなく、例えば、東京で言えばヒートアイランドといわれる都市化による高温度化に対応できる仕組みができていない。
 聞くところによると、ベンツをはじめとした輸入車の仕様は、どうも東南アジアやインド向けと同じになっているようだし、加えて、アルゼンチンの熱帯雨林に住む蟻や、さらには南シナ海で泳いでいる熱帯魚まで北上して、すっかり我が家を日本にしている。
 
 政府はサマータイム導入や、省エネスーツでその場しのぎの涼しさを求めているようだが、この暑さはやがて日本経済にGDPの下降という大きなダメージを与えるであろう。
 私の試算では、個人のGDPで7%。つまり、21兆円もの損害をもたらす猛暑なのだ。