DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2014.12.22

月刊「美楽」2015-1月号

美輪 明宏(長崎県出身)

 昨年の紅白の美輪先生の存在感は、一体なんだったのだろう・・・と考える。
 最近妙にテレビ出演が多く、タレント扱いされているようであるが、もし大衆芸術という言葉があるのであれば、我々観衆が美しさと強さ、弱さ、儚さを同時に感受できる最後の才能である。
「ヨイトマケの唄」を聴きながら、今の日本を嘆けかわしく思った人も多いと思う。