DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2013.06.07

第18号 三遊亭歌之介師匠

 TMI総合法律事務所の田中先生のお誘いで、三遊亭歌之介師匠の落語会に顔を出した。
 この会の趣旨は、鹿児島県出身である三遊亭歌之介師匠の落語をつまみに、鹿児島県の出身者が集うというものである。中には、J-WAVEの小笠原会長をはじめ、懐かしい面々が集まった。
 一般的に、鹿児島訛り(鹿児島弁)は、早口で薩摩藩がつくった独特のイントネーションがあるだけに、政治家から経済人、さらには芸能界やスポーツ界でも活躍している人は多種多様、いつもの標準語を使うのは中々難しい。つまり、鹿児島県出身の噺家そのものが私にとっては、新鮮なイメージがあった。

 赤坂のS亭の和室で畳を重ねた演台の上で師匠は南国特有の開放的な、しかも、たくさんのネタを広域的に立て続けに連発をしながら、それこそ1時間半ほど私たちを和ませてくれた。
 経済ものあり、政治ものあり、歴史物あり、ちょっとした下ねたあり。全篇にわたりある種の知性と品位が伴っていたのが鹿児島県人の私としても、誇りに思った。
 と同時に師匠である立川談志の弟子にたいする教育の素晴らしさも、そこに集まった経営者各位が学ぶ者が多かったのではないかと思う。

  
 ということで、ぜひとも美楽で執筆をして頂くことを願いつつ・・・