DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2013.05.20

第16号 月刊「美楽」6月号

「七色の真珠」
 蜘蛛は無意識のうちに、本能的に食を捕るための網を仕掛ける。私たちも無意識のうちに、この網のことを“蜘蛛の巣”というようになった。
 一方、青い空を目指していたとんぼやハエや小さな昆虫たちは、この蜘蛛の美しくて、巧妙な罠に引っかかる。この構図は、美辞麗句を並べ立てる政治家と、たいした思想や心情もなく、その政治家を支持する人々のようである。
 
 蜘蛛の巣の面積が大きければ大きいほど、それに捕まる生物の数も増大する。