DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2012.01.18

第3号 砂時計の砂

 美楽の砂時計が、評判が良く、あっという間に在庫が無くなり、お客様からもお礼の言葉を頂いている。

 砂時計の砂を見ていると、人生に似ている。一分間の砂時計は、一分間の命、三分間の砂時計の中の砂は、三分で無くなる。島根県に一年間の砂時計があるが、これが日本では最大ではないかな。

 砂時計の砂が、人生だとすると、砂の一粒は、”今”であり、”今日”であり、”現実”であり、”感情”であり、時の全てである。其の砂が、下の空間に落ちると、”思い出”に変わる。「結果」と言う名の「過去」である。

 砂時計の形は、瓢箪のようなもので、ほとんどの人は、落ちていく瞬間の砂を見つめるのは何故だろう。
 上の空間は、未来であり、其処にある砂が残った人生なのに、落ちてゆく瞬間と、少しずつ積もっていく砂を、眺める人が多い。

 来年は、上の形を”素敵”な物を、作ろう。