DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2010.03.24

第14号 月刊「美楽」4月号

『れんげの花』

 毎日、青い空を眺めている。川のせせらぎのリズムに合わせて雲がゆっくり流れていく。雲のメロディーに合わせて、川沿いに咲いたレンゲの花が春の歌を歌っている。
 僕が大きく一つ息を吐くと、白い雲がピンクのレンゲ畑に変わった。
 僕は、心の中に色鉛筆を持っている。色鉛筆は、心の模様によって、時には一色だったり、時には何万もの色が必要になる。
 
 今の日本を見ていると、灰色をベースにしたたくさんの黄色の水玉模様が必要。黄色は、点滅し、やがて日本文化の警戒信号変わる。