DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.11.20

第40号  小松小旅行

 小松空港からすぐの片山津ゴルフ倶楽部は日本海の風重たくまるでリンクスのようだ。

よく、関係性を表す単語で「・・・・と・・・はリンクしている」と言うが、海(大西洋)と、海岸線をつなぐ、海原をリンクスと言うらしい。
従って、全英オープンが開催される、幾多のコースは、砂山が固まったような瘤(コブ)上のフェアーウェイと、ヒースといわれる葦の草原と、抉られたようなバンカーで、しかも白球は風任せ。
 設計者は、そう・・・・潮風と海岸で遊ぶ自然なのだ。

 白山コースはやっかいなプロ向き。まるで、羊飼いが出てきて、枯れ草を固めて、プレーを始めそうだ。モグラの穴もあるかな?

 暗い日本海の向こうに、僅かながら夕陽がその額を出している。18番ホールが、光っている。
「ゴルフとは、自然を味方につけるたほうが勝ち!」

 僕たちは、自力でプレーしているようだが、実は人生も運命という見えない風に吹かれているに違いない。