DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.04.27

第13号 ジャガーの命

ジャガーの命は、走行距離ではない。イギリス生まれではあるが、今や資本はインドのタタが大株主。ジャガー・グリーンも無論嫌いではないが、汚れやすく、交通事故は、黒や緑の塗装が多いと言う。木製のパネルも嫌いではないが、70年の後半からバランスが悪くインパネは消極的。本来2人で乗るべき車なので、後部のシーターは狭くて硬い。

 ジャガーの命は、あくまで、豹の姿なので。ある。
青空の白が、車体の白に、共鳴している。
幸いに、午後の太陽が、豹に影を落とし、豹は走り出している。

 俊敏で、大胆で、静謐な車である。

「携帯でも、結構、味わえる構図が撮れていた」