DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.01.11

第4号 第33回『経済界大賞』表彰式祝賀パーティ

 新年を迎えると、あちらこちらのホテルで一体全体、何回の新年会が行なわれるのであろう。マスコミ・広告業界だけでも、おそらく100回いやもっとかなぁ。

 前に務めていたリクルートで、マーケティング局に席を置いていた関係で、大手広告代理店から始まり、出版社、テレビ局などの新年会の招待状が今でも十数枚は送られてくる。
 この業界は土日もなく、深夜もなく、広告主と情報を最優先して、働かざるおえない環境である。そののせいか、年若くして亡くなった友人の部下や年相応以上にめっきり老け込んでしまった先輩や、また連夜の接待漬けで肉体の衰えが著しい同年齢の友達と年に一回顔を合わせるのもこの新年会である。
 
 今日は、その中でも多士斎々のゲストで評判の高い、経済界の 
”第33回『経済界大賞』表彰式祝賀パーティ”に足を運んだ。
 
 今年の景気はどんなものだろうか。北京オリンピックという大きなイベントがあるものの、サブプライムショックと米国景気の先細り、加えて原油高、さらには、地球環境を脅かすまでの資源の高騰。さらにさらに、判断の鈍い日本の政治状況などを考えると、全く暗闇の中で明かりを探すような一年となるだろう。

 我が国のメディアも”広告とは何のためにあるべきか”というきちんとした答えを出さざるおえなくなる。ただ、物を売ればいいという時代は、もうとっくのとうに終わったのだ。