DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2007.11.09

第8号 中国を代表する書画家 婁 正綱氏

 婁 正綱さんは、いまや中国を代表する書画家の一人である。昨年には『中国近代書家10人』に推薦された。
 1994年、まだオープンしたばかりの福岡ドームのロビーに掲げる巨大な作品の打ち合わせだった。亡くなられたダイエーグループの中内功会長は、
「この女性は、やがて歴史に残る芸術家になるよ」
と最高の賛辞で私に紹介した。

 彼女の行動半径は、ニューヨーク、北京、東京を基点に目覚しい。繊細な発想力と、何時間も筆をとり続ける肉体のバランスは、まさに一級品のアスリートを思わせる。

 毎朝連載される産経新聞の『きょうの言葉』の打ち合わせで、一ヶ月ぶりにお目にかかった。
 この1週間は、電通の成田元会長をはじめ、たくさんの財界人やメディアとのプロジェクトをエネルギッシュにこなしている、との話であった。

来年の北京五輪も彼女とっては、大きなPRの機会になるだろう。