DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2006.02.17

第8号「アップリカの葛西社長は、息を吸うように”企業貢献”を行う」

アップリカの葛西社長から「週末のカナダ大使館には、是非来てください」とのお誘いを頂いた。


日本の企業も、1980年代後半から、経団連の3%倶楽部などを中心にフィランソロピー、メセナ、チャリティなどの用語を研究し、企業活動の延長線上に、利益をどう社会に還元するかという視点を持ち始めた。

私が以前勤めていた会社でも、この企業運営上“当たり前のモラル”に関して、宣伝部の研究マターになり、市民マラソンやゴルフ・イベントなど数々の協賛を行っていた。

どうも、最近の目立ちたがり屋さん(企業)を、拝見していると、
「うちの会社、一人で頑張りますから・・・・」的な、受験勉強の弊害を受けた、まるで子供大人のような会社が多い。・・・・・・・・経営者の小児化かなぁ????

「簡単に言うと、従業員が働いていけるのは、そもそも最初に、社会インフラ(道路や水、通勤電車)があるお陰なんだよ・・・・・・・・・」先日も、ある大手のITインフラの役員に物申した。

さて私の友人の中でも(知る限り)、アップリカの葛西社長は、チャリティ(社会還元)の第一人者である。横で笑っているサントリーの鳥井社長もたくさんの“上品な利益還元”を行っている。(詳しくはHPを)

二人の共通項は極めて、奥行きのある企業運営を目指していること。
この夜は、カナダのカンタベリー大学の中にある、「日本研究専門学科」を、育成しようという企画。
考えてみれば、今や、我が国のコンパ好きの幼稚な大学生に、日本を真面目に研究してもらうより、“海の向こうの理解者”を育てた方が、早いかもしれない。