DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2002.07.12

7月12日(木)台風6号はまだ北海道の先端の辺りの海を激しく揺さぶっているらしい

東京は今年一番の澄みきった青空だ。台風が湿った雲を取っ払ったせいで、このところの蒸し暑さより少し湿度が下がり、ただ温度は35度と急上昇、シアサッカーの下のYシャツが汗を含んでいる。アクセスの荒川氏とお中元の挨拶も兼ねて中内会長を訪ねた。年齢を考えたら驚異的な若さで、頭脳明晰、動きもキビキビしているし、昨年骨折した足も完全に完治している。久しぶりに1994年辺りの思い出話をした。福岡ドームの事、上海のローソン出店、ホテル・シーホークのこと。来月はアメリカへの旅行を計画中といきいき話してくれた。僕は、この年齢まで果たして体力が残っているのだろうか?
場所を変えて、東京プリンスで松岡名誉会長と冷やし中華。すっかり余裕の表情で人生の余暇を楽しんでいる。夕方近く、城山ヒルズで今日一日の汗を流して、久しぶりに「YOKKO」に顔を出した。MY氏と寿司を待っていると日刊現代の川鍋社長が登場。たった今まで陽に焼けたばかりの様な赤い顔に、絹の白いYシャツが元気一杯を物語る。乾杯をしているとママが何時に無く早い出勤。僕の顔を見に来てくれたらしい。「シエール」を出て、天現寺の「ラ・バー」の特別室でダイキリを飲む。夏のせいか、午前4時すぎだというのに空が静かに白んできた。夕焼けとも、朝焼けともどちらとも言えない橙色の空が、俄かに明かりの消えた東京タワーを黒く浮き彫りにしている。