DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2001.03.12

サントリー・ホールの前をワインでほろ酔い乍ら、全日空ホテルに向かっていくと、この冬一番の北風に向かって1組の中年夫婦があるいてくる。

サントリー・ホールの前をワインでほろ酔い乍ら、全日空ホテルに向かっていくと、この冬一番の北風に向かって1組の中年夫婦があるいてくる。いかにも品のあるウインター・ファションをよくよく眺めながらすれ違うと「よぉ、寒いね・・・。東君どちらへ」森ビルの森 稔社長だ。スウィットの広瀬君は頭を下げながら「こんにちは」を連発。あまりに偉い大家さんに恐縮している。この瞬間、風がとまった気がした。

東京プリンスの松田さんと、銀座の「並木倶楽部」へ、喉の調子が生まれては初めてここ3週間悪い。一説によると花粉症が声帯を壊していく過程で、風邪と扁桃腺炎を併発したのかもしれない。首都圏中こんな症状の人が一杯。僕は、通勤電車のラッシュもないし、感染するとしたらサウナか、イマジニアの役員会のメンバーか、ホテルのラウンジしかない。それとも、銀座の「ながよ」か?・・・・・・・。

アミューズの映画「C」の販促策で、第一パンの柳井常務と秘策を練っている。もともと松岡会長との柏ゴルフがきっかけで橋本真也君のサンクス「格闘技」弁当に企画が発展し、それがいまやビジネス・モデルとして、あるいはコンビニ弁当媒体作戦として楽しみになってきた。

昨日の鹿児島は満月、完璧な円形ではなかったが桜島の右肩に黄橙の堂々とした存在感。鹿児島空港は、ラスベガスで見た夕焼けのようにオレンジ色に染まり、砂漠の灰塵のかわりにセメント色の滑走路がひろがっている。天文館の「マリー」で吉見君と一杯。翌日父と一緒に「湯の浦カントリー」で16H。父も僕のドライバー(横井さんに創ってもらった)があっているらしく飛距離も60代の頃を取り戻し180Y平均で上機嫌。78歳とは思えないショットを連発。僕は、驚くなかれ前半40.特に最終18番は547ヤードを2オン。午後の16番でも、池越え260Yを超えてグリーンまで70Yまで白球豪打。1ヶ月ぶりにクラブを持ったにしては上出来。

母のハンバーグを6個たいらげ、薩摩に浸った。