DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2001.03.06

夕方、1週間ぶりに”歩く時間”ができたので芝公園から、神谷町の「G」まで10分。

夕方、1週間ぶりに”歩く時間”ができたので芝公園から、神谷町の「G」まで10分。この1年の間に、慈恵医大が高層化し、桜田通りの寺院が60階急のビルになり、聞く所によると13階から墓地にする予定だという。一体このマンションの13階以下に誰が住みたいと思うのか?森ビルは、どんどん街をオフィスに変えていく。住む人のスタイルも否応なくIT化し、高層ビルの上から景色として日常を眺めているような”あいまいな判断”が都市に溢れている。

昨日久しぶりに大兄貴の戸張捷さんからTel。
「日本は戦後の役割は終わったんだよ。これから、20年はダメだね。東京タワーも役割を終え、その周辺のビルも老巧化し、立て直すパワーも将来はなくなるよ。」歯切れのいい声が、TVのゴルフ解説同様に客観的なだけに説得力を増し心地よかった。僕が最初に憧れた先輩でもあり、日本人ばなれした地球的価値観に圧倒される。会いたいので、来週一杯やる事になった。

久しぶりに「金田中」(築地)に呼ばれた。諏訪さんの演奏でE氏と2人コンサート。さだまさし氏の歌シリーズ。京都からの千代里さんもこれまた久しぶりの美形。上方言葉に三味の音。林 真理子さんお勧めの芸者さんらしく知性的。同志社大卒の彼女の価値観もこれまた興味あり。

夜、中丸 美千絵さんからTEL.。実家が強盗に遭って宝石類からパスポートまで”やられた”と元気が無い。茨城の実家にかえる常磐道で突然僕の携帯番号を思い出したらしい。オペラ人生そのものの彼女はいつも誰かに見られているのか・・・。