PHILOSOPHY:夕焼け小学校校訓

[ 全401条 ] 1-100 | 101-200 | 201-300 | 301-401

 

  1. 商品や、企画は体の一部である。血を通わせ、肉をつける。するとオリジナリティが出てくる。個性的であればあるほど人の気を引く。目を引き付ける。
  2. 例え、大量に製作されそれがコンビニエンス・ストアーの店頭でヒットしている商品だとしても、メーカーに工夫や、アイデァ、クレームをどんどん提案すべきである。日本の消費者はある意味でメーカーに物を任せすぎている。
  3. 商売とは、人の集まる所によるか、人を集めるかの2タイプでしかない。
  4. 現在のままで引き継ぐだけの仕事はしないようにしている。引き受けた仕事は東流のアイデアに着色できなければ面白くない、面白くない、意味が無い。燃えない。
  5. メモするようなアイデアは、車や電車などで窓の景色を見ていると思い浮かぶことが多い。視界が定まらず、しかも遠くの景色をぼんやり見ていると創造細胞が動き出す。
  6. 深夜映画(勿論オールナイト)をたった一人で見ていると、画面やストーリーとはまったく無関係にイメージが沸き起こることがある。多分大きな映像に、よく出来たサウンドが頭脳の別なところを刺激するのだろう。
  7. いいオリエンテーションから、いいプレゼンテーション生まれる。始めにプランの背景を知り、それから目的を明確にする。この当たり前の順序がはっきりしないと、決して良いプランが出来上がらない。
  8. プレゼンテーションの一番の要は、その仕事の意義である。社会的意義であれ、会社的意義であれ、例え個人的意味であれそこを強調する。
  9.  プレゼンテーションの2番目の要は、条件設定である。納期、利益、やる気の3つの「き」が明確でなければならない。
  10.  プレゼンテーションの3番目の要は、場所である。企画にあった空間で、相手が想像しやすい状態を設定すべきである。
  11. 背景や、本当の目的が理解できないとどんなアイデアも空回りする。まるで終着駅の定まらない汽車のように。
  12. 旅をすると人生の大きなデザイン案を描き直すことが多い。肉体が移動している時は脳が活性している。
  13. いつも利益や成績を意識しているだけに、それらから解放される空間をマメに作る。それを趣味という。趣味はなるべく個人的に楽しめるものが楽である。
  14. 趣味は安易に社会に接触させない。大衆的になると、必ず味が落ちるもの。
  15. 趣味の延長はあくまで個人の自己満足である。
  16. 人間関係も利益を生むための関係と、楽しみを求める関係に分別している。しかしともに時間と経験を共有していくうちに忘れられない友になる。
  17. 最初の友人はあなた自身である。
  18. あの人の為にやる、当然利益は度外視。これもまた気持ちがいい仕事だ。しかし、ただ頼まれたからと言う理由だけでは、決して良い結果を生まない。あの人は、僕の何を求めているのか?それが知りたい。
  19. 得意技をもった選手が多い球団は強い。バントの名手、ツボにはまったら必ずホームランを打つ4番、鼬のようにすばしこい1番・・・・。自分の得意技を認識することをボランティアという。
  20. 現場に強いスタッフと、トップに強いスタッフがいる。相手の体質にも拠るだろうが何より人間に繊細な人材は理解を得られやすい。
  21. 結論を決めてはじめる。起承転結をイメージしてはじめる。成功しても、失敗しても、途中で延期になっても、次のステップに移りやすい。流れるままの恋愛のように先の予想がつかなかったら経費がかかりすぎだ。おまけに、仲間に不信感というストレスが発生する。
  22. 恋愛は、ロスとストレスと忍耐を楽しむ時間でもある。一方、仕事仲間とは気持ちよく利益を上げる効率的恋愛関係でありたい。
  23. 良い組織は正しい目的から生まれる。良い人材も良い目標から育つ。逆に無目的の集団は分解しやすい、それも簡単な原因で瓦解する。
  24. 気持ちの良い人たちが集まって仕事をすると、互いにノウハウを交換するようになる。つまり組織力があがる。当然利益も日を追ってついて来る。
  25. 組織力を強くする為に一番必要なのは、コミュニケーションだ。その為に全員が言葉の有意義性をたえず意識すること。あいまいな表現や、言葉使い、的確ではない単語をその都度しつこく確認していくのはとても重要。抽象的な口語は時として誤解を産み、企業としては迷惑である。できればみんなが共通の言語辞典を持てると良い。
  26. "たとえそれぞれの得意分野が違っていても構わない。しかし想像力は同じ程度の能力をもった集団が好ましい、すると一緒に会っていて楽しい組織ができあがる。男女の関係も""想像心の分担""作業だ。恋愛映画を鑑賞し、戦闘シーンしか興味のない男はやがて愛想をつかされる。 "
  27. 個人の中に会社を創る。脳味噌を細分化して組織化する。営業部、企画部、宣伝部、人事部を設ける。総務部も設ける。これができれば物事を巧く処理しやすくなる。
  28. 人材を採用する際一番気に掛けているのは、規制の価値観で評価されない人材をどう評価するかだ。資格や学歴、家柄などの標準値や過去の結果は、将来成長するだろうと思われる個人の才能に比べたらゼロに等しい。
  29. 人材採用の基本は、自分に持っていない才能を発見すること。これは、江副浩正リクルート創業者の口癖でもある。
  30. "他人の中に才能を発見した場合、""真似""をするといい。スーパースターの技を真似する事がいかに大切な事か。個性創造の始まりはすべては型をまねることから始まる。 "
  31. 人材のタイプは、ストックの得意な在庫管理型(受験勉強が得意な暗記型)とスクラップの得意な創造型(絵や音楽の好きな企画マン)、このいずれかに大別される。
  32. マネジメント作業の中で、部下の足りない部分を補っていくことが多い。まるで、壊れた図形に自分のノウハウを切り取って当てはめていくように。先輩はハート型の図形で、部下の不完全な仕事を埋めなければならない。
  33. 部下の不完全な部分の殆どは、経験不足によるものだ。従って、部下の年齢に合わせて過去の自分に遡った上で話をする。
  34. 仕事はこなす量で目標をたてる。決して時間や納期で目標やスケジュールを立てないこと。小学校の授業計画のようにただ漫然と時間割になっているような物が一番拙い。
  35. 良い会社は現場が判断力を持っている。実行力をもっている。くわえてスピードが速い。取締役会議を待っているような会社にアイデアを紹介すると、時間がかかり不思議と情報が流出、盗用されることさえもある。
  36. "人脈とは""実印""のようなもので、人を紹介すると責任が発生する。厳格に言うとあなたは今紹介しようとしている彼に実印を貸せますか?それなら胸をはって紹介しよう。 "
  37. "女と同じで、""取り戻そう""と思ったとたん過去に引き戻される。失った物より、明日得るものの方が楽しくて大きいというのが現実だ。それは、成功体験を重ねてはじめて判った気がする。 "
  38. ゼロから始めることは、意外と楽しいことだ。新しい画用紙に同じ風景を描いたとしても水彩画だったものが油彩になっていったりする。
  39. 一度巧くいかなかったビジネスやその組織は、必ず一服するといい。失敗の原因は、意外と人材の組み合わせにあることが多い。
  40. "事業投資を行う際に、""負けの金額""をあらかじめ設定して置く。財布の中身が空になる様な博打的案件は、戦争や地震の時の様に、全てがゼロベースで出発する時でしか在り得ない。 "
  41. 1日を6時間ずつ4分割する。睡眠時間に6時間、仕事の時間に6時間、食事と移動に6時間、残りの6時間は自分の為に向ける。趣味や勉強、友人、家族、運動・・・。こうすると結構1日は長い。
  42. リズムをもって、時間を過ごすために、24時間の手帳を持つ。次に睡眠と仕事、食事と自分の時間に色分けする。
  43. 寝る前に本日を削除。明日は毎日誕生日。あさっても誕生日。人生×365日の誕生日がある。
  44. 日記に明日の事を書いてみる。未来小説のように。
  45. 今迄で、一番良かった日は?もちろん明日です。
  46. 地味なことは派手に、派手なことは地味に。これが僕の流儀です。
  47. "違う言葉で同じことを表現する。それだけで相手の理解を得られることがよくある。相手の気持ちを動かすのは、自らの工夫にある。その瞬間の""説得力""と""対人感性""のでき不出来(コンヂィション)による事が多い。 "
  48. "違う時間に同じことを表現する。それだけでスポンサーに""いい返事""を頂くことがある。時間をかえれば""運気""がかわり、""ツキ""がまわることもある。 "
  49. 違う場所で同じ事を表現する。空間によって刺激された相手の創造力が、はじめてこちらのイメージと合致することがある。
  50. 昨日と違うスタッフで同じ企画や商品を営業する。人の組み合わせは妙なものでこれだけで受注に結びつくことがある。あなたの隣のパートナーは果たして、あなたを引き立て、相手の感性を魅了できますか?
  51. "古い時計を腕に巻いた日は、良いことと悪いことが極端に訪れる。以前の持ち主の運が今でも""力""を発揮している。いやなことが続くと、祖父の懐中時計をスーツのポケットに入れておく。すると、悪いことがチャンスに思えてくる。 "
  52. 運とは天から降ってくるものではなく、土の下から這い上がってくるもの。それを掬って人が運んでくるもの。運の強い人、集団には必ず強運の波を受け取る仕組みや人がいる。
  53. 運の強い人材ほど、自分の運波を感じている。この波動を意識する敏感さは訓練と努力によるものだ。ギャンブラーは鍛錬している。
  54. 運をどう生かすか?いざ実行段階、このステージになると度胸が必要になる。大きな希望と、小さな度胸さえあれば運を挑戦に変えられる。
  55. 運は、楽観主義者や度胸のある人、強気、長期性、など前進系を好む。たとえ病身であろうが、倒産処理の最中であろうが・・・。
  56. 運とはタイミングと、人材と、精神状態のバランスが取れている時の価値ある情報のことをいう。
  57. 例えば運良く仕事が成功した夜は、決して遊ばない。運に蓋をするように一度自分の体内の取り込む為に休息するのだ。一服すると運は固形物となってノウハウに変わる。飲みに行くのは翌日が良い。
  58. 今、足りないものは誰だってわかる、明日足りなくなるものを考える。これが、ニーズとリスクマネジメントの原点だ。従って、いつも僕自身の意識はハングリーでなきゃならない。何を食べるかよりは、飯を食えるかどうか?という不安感で右脳を刺激する、想像の糸を引く。例え銀行に1000億の残高があったとしても、10円カードのデザインに執着したい。
  59. 正と負の両方の視点を持つ。イタリー製の靴を履いているが、裸足の感覚。カシミアのコートを羽織っているが、素肌を露出する。満腹のハングリー、健康なのに胃がいたい、視界良好の夜、幸福の中の欠乏感、いずれの状態にあってもマーケッターの心構えは一方的であってはならないなのだ。
  60. 鏡の向こうに非対称の自分を見る時間を持とう。風呂上りに汗まみれの自分を再現するように。さらに独り言を話してみよう。まるで舞台に上がる前の役者のように。
  61. "僕は、生産計画者だと思っている。つまり新しい言葉だがplanducer(プランデューサー)というのが職種になる。ある程度の計画と市場性がなければ、いわゆる""絵に描いた餅""を勧める下手な料理人以下であろう。 "
  62. 一分で終わる計画もあれば、100年の計もある。
  63. 世間の常識で非常識なものほど、僕にとっては常識に思える事が多い。みんなが手を付けない事ほど、言わないことほどその理由を研究する価値がある。
  64. 常識とはあくまでコモンセンスであって正解ではない。大衆が作り上げた平均点が常識であり、問題設定が壊れていた場合、その答えなど無意味なのだ。
  65. カタカナ言葉や、専門用語を使った会話ほど不親切なものはない。知らないことは恥になると勝手に思い込んだ日本人の悪い習慣を逆様にしたトリックだ。知識なんて単なる道具に過ぎないのだ。
  66. 全体の数字がはっきりしないのに、部分的な数字を会話に持ち込む人がいる。これも、思い上がりのトリックだ。交通事故者が10000人を超えたと言う報道にはいつも、日本の人口が必要なだけでなく、道を歩かない人もいることを忘れずに。
  67. お金は、みんなが必要だということは判っている。但し、お金を稼ぐのが好きな人と、お金を使うのが好きな人の2種類にわかれている。
  68. お金が必要な人の中で、使い道が明確な人は意外と少ない。本当に必要な金額は、1日や1週間、1ヶ月ではなくもっと長期的な計画の中にある。
  69. お金が足りないのと、必要なのとは根本的に異なる。
  70. 生きたお金の使い方とは、紙幣やコインが使い手を離れても凧の糸のように雲の上まで繋がって行くものだ。その場限りで消滅する消費を繰り返していると必ず凧は戻らなくなる。
  71. 生きたお金の稼ぎ方とは、利益を得た後で必ず気持ちの良い人間関係が出来上がっているものだ。
  72. お礼をする際には、少しでも渡す相手の期待以上に手渡すことだ。
  73. 量より質にこだわる。これは、消費する側の絶対のルールにすべきである。
  74. 無一文になったとしても、人間関係の億万長者の方が豊かだと言える。
  75. 愛が無くてはさびしい。これも何となく判っている。但し、愛が殆ど見えない人と、愛を敏感に感じる人の2種類にわかれている。
  76. 愛とは自分の生を認識させてくれる物や人の全てである。
  77. 言葉の方向が自分の内面の奥底に向いている、しかも向上させてくれるポイントをついている。こんな時、人は愛を感じる。「愛している」この言葉が一つの代表例であるが、本来は何処をどんな風に気に入ってくれているのか知りたい。
  78. 言葉を声にする事の一番大きな役割は、人間をプラスに暗示させることだ。この効力はメールや手紙ではなかなか発揮できない。
  79. 「声」の役割は、とてつもなく大きく無視できない。思わず頷いてしまう声、説得力のある声。軽薄に聞こえる声。自信の無い声。声は言葉以上に大きな要素だ。大きくて低い優しい声がいいようだが、これもやがて科学的に分析される日がくる。
  80. 声も音楽である。スピードと、高低のクロスが基準である。声量はむしろ場所や、受けての音量による。
  81. 幻想なのか?現実なのか?幻想をより鮮明にしようと突き詰めていくと、どんどん現実的になっていく。レコーディングをしていると、夢想的だった詩が現実の方へと変化していく。ピカソの青の時代のように。
  82. つきなみに流れていく会話に中に、とんでもないフレーズを入れる。すると、みんなの耳目は集中する、それがフックとなって全体が輝いてくる。まるで詩のように。「錆付いた糸で、薬指を切りました」この在り得ない表現でさだまさし氏は、精霊流しの全てを表現した。
  83. ご飯とおかずに推薦者を加えた弁当や飲料水を企画した。小さい商品だが、国家のプロデュースにも劣らないと思っている。次は政治家を企画したいと思っている。
  84. コラボレーションとは、組み合わせではなく掛けあわせである。プラスの効果ではなく、掛け算の効果なのだ。東企画は、これを二乗に反映させる。
  85. 仕事を始める際には、なるべくたくさんの取り決めをしておく。あとあと変更があったり、ましては利益の分配を決めるのは必ずトラブルになる。給料を後で決める会社は無いのだから。
  86. 議論をする事が嫌いな人で、しかも議論をするだけで自分が否定されていると思い込んでいる人がいる。
  87. 相手と本格的に組もうとするなら、質問をすることだ。恋愛の相手じゃないんだから。雰囲気で仕事を進めるのは小学生の運動会以下。性格をなるべく分かり合った上で、スタートすることだ。未確認のまま関係を続けると、あとあと無理して自分を訂正する作業がでてくる。相手にも同じ苦労を掛けさせたくないし。
  88. 嫌われてもいいじゃないか。信じたいから疑うのだ。
  89. 相手が一流の場合、こちらの聞きにくい事や、言いにくい事を察知してくれる。この様にこちらの気持ちに敏感な人ほど仕事をすると組みやすい。強引や鈍感を武器やノウハウにして秘密の多い商売人が実は浅知恵なのだ。
  90. 相手の本質を見抜くには、ヒネルこと。多角的な観点で議論をすること。ひょっとすると宗教や、思想まで反対の陣営かもしれない。
  91. まず違いを受け入れる事から始める。外国の旅をするように。日本人は一般的に同じ要素を探そうとするんだ。民族性かなぁ。
  92. 内面の性格において、いい人、やさしい人、穏やかな人、耐える人、怒らない人。これらの人は、ビジネスのパートナーとして一番難しい類の人でもある。すべてOKの格闘技、OB無しのフェアウェイ、締め切り日無しの原稿、利益設定のない仕事。季節のない四季。
  93. いつも怒鳴っている人が、必ずしも怒りっぽいとは限らない。いつも笑顔のあなたが、穏やかな人とも限らない。人間にとって極限の感情表現は、それぞれ異なるもの。
  94. もっとも一緒に組んではならない人は図々しい人である。
  95. 人間の心の動きに無関心な人と繊細な人の組み合わせは自ずと後者に負担がくる。
  96. "道徳性の無いこの種の人たちは、マーケットやお客様の""心""を捉えようとしない。よってあとあと企業の実績ばかりでなく、スタッフの人生の不利益にもなる。 "
  97. 図々しい人の特徴は人間に対してネガティブである。可哀想な事に他人を否定しすぎていつの間にか自分自身の美しさにもネガティブになっている。
  98. 図々しさを積極的だと思い込んでミスする人がいる。
  99. 人をけなすことは決して悪いことではない。むしろ社会の価値観や知性を評価することにもなる。
  100. 百聞は一見にしかず。しかし、百見は一考にしかず。百考は一心にしかず。

 

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