DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2013.08.10

第24号 上田正樹さんのオリックススタジアムライブ

 上田正樹さんのオリックススタジアムライブを猛暑の中、プロデュース。
 かねてより野球と音楽、相撲と食事会、サッカーとコンサートなど、大きなコンテンツ同士が合体(コラボレーション)してみるのも面白いと思っていた。
 例えば、アメリカのボクシングの世界タイトルマッチは、ラスベガスのホテルで、豪華なディナーを食したあとで、血なまぐさい男の戦いを見る・・・なんて。

 三万人ちかい野球ファンが、試合を見終えた後、今度は一服して夕焼けの中で音楽を聴く。この流れの中に不自然さはなく、かえって気持ちは高揚するのではないかと。

 数千人の中で、上田正樹さんの声が外野の壁や、スコアボードや、ドームの屋根に跳ね返り、響いている。ここは、大阪。「悲しい色やねん」が別な意味を持って、ピッチャーズマウンドのあたりから弾けていく。