DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2012.10.22

第36号 TMI の遠山友寛先生

 TMIの遠山先生は、簡単にその人柄を語れるような気がするだけに、実は深遠なる弁護士キャリアを歩いてこられたに違いない。
 そのお人柄をあえて簡単に言わせてもらえれば、

「強くて、明るくて、逞しくて、繊細で、情がある」

 この朝も、行きつけのサウナの中で世間話。
 「テレビは本当に軽くて、面白くなくなりましたね」(T)
 「そうですね。テレビが変われば、少しはこの国もよくなりますね」(H) 「大体この政治的な問題は、そこがポイントじゃないんですよね」(T)
 「制作しているディレクターの問題意識がないんじゃないですか」(H)

 この夜、先生の弁護士事務所の近くにあるホテルで“Entertainment/Team Japan”という会合が先生の主催で行われた。この会合の趣旨は月刊「美楽」11月号の3ページ目に御執筆頂いたのだが、要は
“目立つことを何となく避けてしまう「日本人」が主流になってしまい、日本人の文化度が企画商品化してしまった・・・・・”。

 よって、この会合でコンテンツと言われている業界に所属している人が一堂に会し、“もう一度日本人のつまらない文化感を打破するためのエネルギーを結集しよう”という趣旨。
 
 「発起人もいなければ、主催者もいないのが、自然ですよね」(T)
 「・・・・・・・・先生しか出来ないプロデュースですね」(H)

 同じ九州人として、誇りに思う先輩である。