DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2012.04.20

第18号 月刊「美楽」2012-5月号

『水たまり』
雨上がりの水たまりに、麦の穂を背負ったような雨蛙が揺れている。
組織や集団にも馴染めず、気楽に夕刻のひと時を過ごす若者のようでもある。

今日、道路の舗装が行き届き、「水たまり」という現象も見かけなくなった。
つまり、日本人の心も舗装されて閉塞のときを迎えているのであろう。