DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2011.02.10

第6号 テーブルウェア・フェスティバル

 テーブルウェア・フェスティバル実行委員会(読売新聞社、株式会社東京ドーム)に顔を出した。普段は、野球か、コンサートに使用される人口芝のグランドは、”圧倒的な量の、テーブルと食器セット”の見本市に様変わり。

 福岡ドームのプロデュースをした時に、年間のドームの借り手を捜すのに苦労したのを思い出した。あの頃は、”日本中がドーム・ブーム”で、現在の札幌や、名古屋、オリックスなどのドームは出来ていなかった、

「年間のホークスの野球試合は、せいぜい60日、残りの300日の借り手を探さなかんぞ」
ダイエーグループの故中内会長が、静かに命を下さった。

「まずは、福岡ドームの”旗揚げ”をどうするかですね。相当派手にしないと、”貸し館営業が死んどくなります。」

 そんな、やり取りの後に、マイケル・ジャクソンやら、サイモンとガーファンクルや、マドンナやら続々と来福。
 1994年は福岡にとっても、歴史的な活気的な一年、ドーム元年になった。

 今や、日本中の各地に存在するドームは、植物の博覧会から、地元の小学生の野球まで、すっかり溶け込んだ施設になった。

 それにしても、昨今この空間(スケール)を生かしたイベントは、気に止まらないし目に付かない。一日に20万人位、集めるコンテンツは無いものだろうか?
 インターネットの影響で、”足を動かさない!”時代のマグネットは、無いものだろうか?

 スタンドから、小さな食器が壮大に並べられているのを見ながら、そろそろ20年近く経とうとしている福岡の事を思い出している。





写真2枚目は、エコをテーマにした「経済産業大臣賞 大賞」のテーブル・コーディネート。
タイトルは、”休”。