DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.06.02

第18号 さだまさしさんの新刊「アントキノイノチ」

 さだまさしさんから新刊が届いた。タイトルは「アントキノイノチ」。またまた、深夜から朝まで、一気に映像文学の世界に持っていかれた。
 さださんの本は、全部楽しみに読破している。その何処か詩的な文章から、イメージが映像化しやすく、時にメロディーまで付いて来る。

 作詞家(特にシンガー・ソングライター)の、歌は、感情をそのままぶつけるタイプと、状況説明から、心情表現に入りこむタイプに分かれる。さだまさしさんは、後者のタイプで、その”心の表現力”は、島崎藤村以来だと思う。

 そんなさださんが、小説を書いて、映画化され、テレビドラマになって、古くからのファンはもちろんの事、日本中を泣かせる。

「何時書いているのだろう?」

本当に、日本語の天才で、日本文化の旗手なのである。