DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2009.04.13

第10号 インプラントとの戦い

 先週の水曜日、逃げ回っていたのだがついにインプラントの手術。
写真を見てのとおり、我ながら痛々しいを通り越しておる。知らない人は、
交通事故か何かで、担架で運ばれているのではないかと、思われるのではないだろうか。

 下の歯に1本(前回とあわせると合計4本)、上の歯に2本。目標は?12本程度のインプラントで、わが身の高齢化に備えようと考えている。今回は、全身麻酔に、局部麻酔を取り合わせ、医者3人に看護婦2人という万全の体制で手術を、迎えた。・・・・ところが、準備不足は、私の方で、特にどうやら心の準備が、足りなかった。左の下のグラついていた歯の抜歯のときに、恐怖心が絶頂に達し、なんと目覚めてしまったのだ。痛みのないはずの時間帯で、治療椅子から、起き上がり、さらに体を右に反転させたのだ。

 記憶には無いが、驚いたのは、医師団の先生方で、
「こんなに、無意識のうちに、嫌がったのでは、危険だな」
との判断の元、1本は次回に回すことになった。

 ちなみに、この不安感と恐怖心は、幼年期に受けた歯の治療が、トラウマになって、フロイトの言う「客観的不安」となり、僕の精神を支配しているらしい。
 
 ”不安は、全て希望を、奪い去る最悪の要素である”

奇妙な不安は、待たないで、行き当たりばったりの人生を選んだ方が、一本も”日本”も前進する。