DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2008.01.02

第1号 芝、増上寺の御神籤(おみくじ)

 友人のVSN・加藤役員と君更津ゴルフリンクスへ初打ちに出かけ、10番のショートホールでなんと”8”も打ってしまった。これはいけない・・・思い出したように、深夜の増上寺にお参りに出かけた。

 正月休みでめっきり都内の車の走行量が少ないせいか、澄んだ空を見上げると天頂に北斗七星が揺れている。僕はどんな風の強い真冬でも、半袖のポロシャツでゴルフ場の北風にさらされても寒くない。夏の間に吸収した太陽熱が皮膚の下に残っているからだ。しかし、この夜はちょっと冷えた。普段の正月ならば、初詣に出遅れた何十人かの参拝客がちらほらいるはずの増上寺に、人っ子一人いない。・・・・化けた鼬(イタチ)が、出てきそう!
 
 花びらはもちろん、葉っぱ一枚残っていない桜の木の下に、たくさんの運勢がユラユラと結びつけられている。しんとした闇の中で白く発色している御神籤(オミクジ)は、強く結ばれているものもあり、結び目が解けて参道の砂利に落ちてしまっているものもある。

 もし今、御神籤を買ったとしたら、今日のゴルフのボールのように僕の人生が”行方知らず”とならないように、神様にお祈りしたい、とお願いしたい。


う〜、あぁ・・・・少し腕が冷えてきた。


桃桜
 花とりどりに咲き出でて
   風長閑なる
     庭の面哉