DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2005.11.20

第15号「迷信」

極秘来日したスティービーワンダー氏にお目にかかった。


「どんな音楽を聴いているの?」と聞かれたので
「思春期に映画『卒業』にぞっこん魅せられてから、現在に至るまでサイモンとガーファンクルの音楽が僕の聖書なんです」と答えたら、
「あれはいい詩だね、音楽は何億人もの人生を支えているんだよ・・・・今もね」
「それから、若い頃にあなたの『迷信』も、良く聴かせてもらいました」「そうですか、メロディーはどんな人にも通じるからね」

スティービー氏があまりにも尊厳な存在で、おそろしく柔らかなハートなので僕の言葉が蚤のように小さく感じた。

アルバル・タイトル通りスティービーを人生の鍵としている人(「KEY OF LIFE」)は、何億人いるのだろう?