DIARY:夕焼け少年漂流記

 

2005.05.04

第6号「若者は“ヒーローを闘いに求めている”K1ミドル級戦」

人生の目的や生きていく意義がなかなか見つからない。
社会の仕掛けが複雑で、自分という存在が“解りにくい”時代なんだろう。
そこで、若者たちはヒーローを求める。
簡単に捜せるヒーローを。

自分をヒーローに擬えるために(なぞらえ)、さらに“なりきって”感情を移入するには、何といってもスポーツ選手、中でも格闘技の選手が一番である。

この日K1ミドル級に、集まった”ヒーロー探し”の観客は1万人。
今日は、四角いリングに、10000人の人生が燃焼するのだ。